島村卯月「マーキング」
1- 20
176:名無しNIPPER[saga]
2017/09/08(金) 03:26:03.73 ID:srSD36GM0
「うっ……あぁ、分かったよ。ほら、やればいいんだろ」


哀願する様に私が言うと、仕方ないなとばかりにプロデューサーさんも小指を差し出しました。


あまり乗り気で無いのに受けてくれるのは、さっきの約束を誓った手前、断り難いからでしょう。


でも、それでいいんです。そうでなくては困ります。


さっきのだけで終わってしまうと、それではただの口約束程度にしかならない。


証拠も無く、後で何とでも訂正できる様な中身の無い取り決め。


それじゃあ駄目です。そんな軽々しい絆なんて、私は望んでなんかいない。


私が求めるのはもっと強固な……どんな障害があろうとも断ち切れない様な、強靭な繋がり。


だからこそ、これは第一段階。


プロデューサーさんを私の傍に縫い止める為の楔となるのです。


そして私は差し出されたプロデューサーさんの小指に自分の小指を絡めていく。


その後はギュッと力を入れ、解けてしまわない様に結びつきました。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
199Res/151.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice