65:名無しNIPPER
2017/04/24(月) 12:40:34.89 ID:WOJJWRsc0
(よし、次は強いモンスターを探さなきゃな)
「じゃあさ、あの世界にはどんな強いモンスターがいるんだ?」
「ドラゴンとかフェニックスとかいるんだろ?」
「ああ。確かにその個体は存在する。だが、もう契約済みだ」
「って事は何?万能型のデッキの持ち主は二人以上いるって訳?」
「そうなるな。そう言った種は希少性が高く遭遇することは稀だ」
「仮に遭遇したとしても、その気性の荒さ故すぐに捕食に入る」
危ないところだった。
もし前情報もなしに貴重な契約のカードを雑魚モンスターとの契約に
使い果たしてしまえば、また今の自分の二の舞になるところだった。
だが、ドラゴンやフェニックスはダメでもまだ強いモンスターは
必ず残っているはずだ。食い下がるわけにはいかない!
「なぁなぁ教えてくれよ〜。伝説の生き物じゃなくて良いからさぁ〜」
「野良のモンスターでそれなりに強い奴を教えてくれよぉ〜」
「...これ以上教えるわけにはいかない」
「そんなこと言うなよ〜。もう文句は言わないからさ〜」
「...モンスターはそれぞれ自らの元となった生物の生息域に潜む」
「ハチや蜘蛛は街の中に居るが、クラゲや魚は海の中に居ると言う事だ」
「つまり、お目当てのモンスターの生息場所に足を伸ばせってこと?」
「ああ。手がかりは与えた。これ以上、私の口からは伝えられない」
「上々だよ。サンキュー」
これでようやくこれからの方針に目処が立った。
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