264:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 23:06:40.57 ID:xchiMuX50
「アイツだ!城戸!アイツが俺の再契約したいモンスターだ」
「殺すな!無力化してくれ!」
「任せろ!」
蓮の頼みに頷いた真司は、相手がまた空高く飛ぶ前に一気にケリを
つけるべく、アドベントのカードをデッキから引き抜き、自分の契約獣、
無双龍ドラグレッダーを呼び出した。
「ゴオオオオオオオオオオ!!!」
その名の通り、ミラーワールドでも随一の強さを誇るドラグレッダーは
真司が自らに念じて伝えたように、ガルドミラージュの頭上に陣取り、
相手が逃げるに逃げられない状況を作り出した。
コイツも運が悪いな。とドラグレッダーは内心そう思っていた。
大方餌を探して群れから離れた所を一人でうろついていたところを
コイツら三人に見つかってしまったのだ。
普通の人間ならともかく、ライダーかそうでないかの見分けくらいは
自分の仕える主から教わっているだろうに。
そんなことを考えながら、ドラグレッダーは徹底的にガルドミラージュの
逃げ道を防ぎ続けた。
遊歩道から外れた舗装されていない悪路を軽々と駆け抜けようとする
ガルドミラージュのジグザグ走行の先にピンポイントに火球を吐き出し
徐々に徐々に真司と手塚と蓮が囲めるように進路調整をする。
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