262:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 23:05:10.20 ID:xchiMuX50
『蓮。お前、新しい契約モンスターはどうするんだ?』
『決まっている。鳳凰型モンスターを探しだして再契約する』
『...確かに、現状ではそいつらが一番強いモンスターだな』
『ああ。お前にとっては複雑かも知れないが、それしかないんだ』
『頼む。手伝ってくれ』
蓮が契約しようと狙っているのはミラーワールドで最も強いモンスターに
数えられる鳳凰型モンスターだった。そして、そのモンスター達はあの
神崎士郎の忠実な手下でもあった。
(確かにミラーモンスターは執念深く、狙った獲物は取り逃がさない)
(この仮説が正しければ、先日のモンスターは蓮を付け狙っているはず)
(しかし、モンスターだって馬鹿ではないだろう)
(わざわざ俺達が揃っているど真ん中に姿を現す事などあるわけがない)
ライダーバトルが始まってから既に3ヶ月が経過していた。
真司も蓮もバトル当初の時から格段に腕を上げているし、そう易々と
それが例えミラーモンスターであったとしても後れを取るはずはない。
(大丈夫だ。まだ未来は動いていない)
(落ち着け、落ち着くんだ)
後ろを振り返り、仲間達の安全を確かめる。
「城戸、少し声を落とせ」
「あっ、わりぃ!?」
後ろを振り返った手塚の背後に乱立する木々の間から飛び上がる影を
視界の端に捉えた真司は、素早く蓮を自分の背後に隠した。
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