184:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:24:13.00 ID:L6BVEgLS0
仲村はドアを武器代わりにして、複数体のモンスターの攻撃を受けて、
いなし続け、致命傷を巧みに避けていた。
ブンブンと力任せにぶん回された盾は、強烈なシールドバッシュとして
蜘蛛型モンスターの身体を軽々と吹き飛ばす。
退路をあっという間に作り上げた仲村は、ディスパイダーと単騎で
渡り合うサイコローグの邪魔にならないようにモンスター達を
おびき寄せる。
「先輩!これを使って!」
「Sword vent!」
仲村の作ってくれた隙に乗じ、満は二振りの大刀を呼び出し、そのうちの
一本をモンスターが一体も居ない背後へと投げ飛ばした。
「助かった!」
飛び退いた先の通路の上の天井にぶら下がった猿型のミラーモンスター、
デッドリマーがオルタナティブに覆い被さろうとするも、最後まで
手放さなかった軽自動車のドアを蹴り上げたオルタナティブは、なんとか
無傷のままで新たな武器を手に入れることができた。
「先輩!下がって!」
しかし、このままではじり貧も良いところだ。
そう判断した満はここでようやく今まで隠していた奥の手、アビスに
なってから一度も使っていないファイナルベントを切る事にした。
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