【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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391: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/11/18(土) 15:58:56.91 ID:jbWa+deco
ロット「いえ、流石にこれをこの先も使っていくわけには…、果物ナイフとしてなら使えるかもしれませんが」

アハハ、と笑いながらそんな返答をしてみる

グラン「はん、バカ言ってんじゃねえ、そんなもんで切ったリンゴが食えるかってんだ。それよりマシなもんなんか、探しゃいくらでもあるぞボウズ」

僕とは対照的にガハハと笑うグランさん

ロット「え、ええ…そりゃごもっともで」

キリュウ「探す必要もねえんじゃねえのかヨ?」

キリュウがそう言うとグランさんは笑い声を止め、ニヤリとした

ロット「ん?」

イヴ「あ、そうですわ!鍛冶屋を営んでらっしゃるんですよね?」

ロット(あ、そうか。ここは鍛冶屋…)

色々あったせいで、すっかり忘れていたけど、グランさんはここの親方という話だった
なるほどなるほど、この折れたレイピアの話題を持ちかけてくるわけだ

キリュウめ余計なことを…

リゼ「お、坊や何か持ってくかい?自慢の一品だらけだよ、ここの武具は」

ロット「えー、生憎、高品質な武器に見合うほど手持ちが…」

と両手をヒラヒラさせる

グラン「へ、なんだそんなことか、期待しちゃいねえよ」

こっちも期待していなかった返答が返ってくる

リゼ「坊やはさっきの人騒ぎに加勢してくれたからねえ、そういうことだろ親方?」

グラン「おうよ、働き者ってのは見合う報酬があってこそだ、ここは鍛冶屋であって武具屋じゃねえ、なにか考えてやってもいいぞ?」







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