【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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386: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/10/15(日) 18:01:22.23 ID:POTHeo8j0
リゼ「あ、例の騎士が来たみたいだね」

リゼさんは窓の外を覗きこんでそう言った
賊達を回収しに来ただけなら、とりあえずここにいれば僕達の存在は見つからずに済みそうだけど

ロット「少し探ってみるか…」

イヴ「ロットさん?」

ロット「イヴ、少しだけ帽子を返してくれるかな?」





エルヴィン「ああ、今日はざっとこのぐらいだ」

騎士「毎度ご苦労様です。いっそ我々も直接警備したいぐらいですが、上の意向でこれ以上の協力は…」

エルヴィン「構わないさ、あんた達が悪いわけじゃないし、この町にはギルドの流儀がある」

騎士「左様ですか、こちら収容所も随分手一杯になって来ました、そろそろ終息して欲しいところですが」


ロット(なるほど、少なくともこの件では友好的な関係が築けているみたいだ)

賊達はどんどん町の外に連れ出されて行く

ロット(さて…あの人かな)

騎士(指揮者)「どうだ、まだいるか?あれらで全部だな、なら満員になった所から収容所に戻ってくれ。…はぁ」

ロット「すみません、少しよろしいですか?」

騎士(指揮者)「はい?」

深く帽子を被った僕は指示出していた騎士に話しかけた

ロット「僕はロン・スクヤードと申します。少しこの件について聞きたいことが」

騎士(指揮者)「なんだい?ジャーナリストか何かかい?」

ロット「ええ、そんな感じです」

キモン「ふーん……、僕はキモンだ。何が聞きたい?」

ロット「いえ、なにぶんたまたま居合わせたもので、状況をあまり把握してないのですが、この襲撃者達はどうされるんですか?」

キモン「どうすると言っても、最寄りの『ヤスクワルト収容所』に収容するんだ、処分は後ほどだ。ツカーテへの襲撃が止んだらまとめて処理するんだろう」

法的措置は後回しか、さっきエルヴィンさんと話していた騎士も手一杯と言っていたが、収容所がいっぱいになってしまっているんだろう

キモン「おかげで、ウチ勤務の騎士達は疲れ果ててるよ。僕も上に応援を頼んじゃいるんだけどね…はぁ」

ロット「頼む…あなたはその収容所の?」

キモン「ああ、所長をやってるよ。と言っても異動して来たばかりだけどね」

ロット「なるほど、それは災難でしたね」

キモン「おっと、それじゃ我々も引き上げないと…ではまた…」




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