【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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277: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/07/18(火) 01:19:52.85 ID:mfJ5f+H3o
イヴ「はい、たまたま近かったからここに来たとは思えなかったので」


求めていた答えとは違うが、気になるのは分かる

ロット「なるほど、いい質問だね」

ロット「もちろんこの『ツカーテ』を訪れたのにも理由はあるよ」


そう、僕たちはタニアさん達御一行にこの町「ツカーテ」の付近まで乗せてきてもらったのだ
この町に既に追手来ていないことを確認したうえで入り、この宿をとったわけで


ロット「この町は別段大きな町ではないけれど、職人と冒険者の町って言われている。独自のギルドという自治体があって、ギルドの支援の元、この町の商業はスタット街とはまた違う発展の仕方をしているんだ」

ロット「そのおかげか、まずなんでも揃う。物価は少々高いけどね」

だがボッタくりな物は見たことがない、高かろう良かろうというか、この町で出回る売り物の品質の信頼度は随一と言える

イヴ「なるほど、先ほどお見かけした雑貨屋の品揃えには、わたくしも驚愕いたしましたわ!できれば後で行ってみたいのですが」

ロット「もちろん構わないさ、明日行ってみようか」

女性は買い物好きと言うイメージがあるが、イヴもその例に漏れず少し楽しみそうだ

イヴ「ありがとうございます!!――あ、もちろん見るだけです!この後に及んでなにかをねだるなど…」//

ロット「まあそこまで深く考えなくてもいいさ、必要なものがあったら気軽に言ってくれたまえ。必要経費かどうかは僕が判断するよ」

イヴ「うっ…申し訳ありません」

そりゃ必要なものはあるだろう、なにしろ彼女はほぼ丸腰なのだから


イヴ「――つまり、ロットさんもなにかお求めなのですか?」

ロット「あ、いや――ま、強いて言うなら僕のレイピアにひびが入ってるから、安物の武器があれば取り替えたいけど」

ロット「どちらかというと、もう一つの理由がポイントなんだ」



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