【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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156: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/04/26(水) 19:10:52.96 ID:awDWa1Dbo
ヒュード「単純にその子が、偽名を使ってるんじゃないか?」

ロット「あ、ああ…やはりそう思うかい?」

そうこれが、もう一つの可能性
彼女は素性どころか、名前も偽っている場合だ
そりゃ見つかるわけがない

ロット「でも、嘘をつくような子には…」

僕はハッとする
それは先入観じゃないか
外見や雰囲気から得られる情報など、先入観にしか繋がらない
何かを考える上で、真っ先に除外しなければならない要素だ

ロット「どうかしてるかもね、僕」

ヒュード「そういうこった、助けてくれた人間にまで何もかもをひた隠しにするなんざ、相当な厄介者だ」

ロット「うん…」

ヒュード「でもまあ、お前がそうなるのも珍しいな。なんだその子に惚れたか〜?」

ロット「んな!!ば、バカを言わないでくれ!!僕がそんな…」

ヒュード「フハハ、いやこいつは傑作だ。ロト坊、いいんじゃねえの?長年一切なかった青春がお前の元にもご降臨されたってこった」

ロット「だから違うってヒュードさん」


参ったな、この人にだけは取り乱した姿を見せたくはなかったんだけど…


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