【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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129: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/04/24(月) 09:32:15.39 ID:9KjnpWRO0
僕達はその屋敷を後にし森の道を戻ろうとしていた

キリュウ「暗…」

もうおそらく深夜…どこか宿が空いていればいいけど

イヴ「私、このような場所に連れて来られていたのですね…」

イヴさんはボロくて立派な屋敷を見上げていう
ここまで暗くなるとさらに不気味だ
まるで幽霊屋敷

ロット(ふむ、奴らに連れさられてきた時は目隠しをされていたか)

ロット「イヴさん、見ての通りこの先はしばらく真っ暗だ、できるだけ僕から離れないでついてきて」

イヴ「はい、よろしくお願いしますわ」

ロット「よし行こう、キリュウ」

キリュウ「あいヨ」ぴょん

キリュウは僕の肩に乗ってくる、とりあえずはこれで大丈夫だ

イヴ「あの、灯りなど点けなくてもよろしいのですか?」

ロット「ああ、本来ならマッチに火でも灯すべきなんだろうけどーーこの辺り、魔物がいるみたいなんだ」

イヴ「魔物…」

ロット「だけど、大丈夫。暗い中でも抜群の視力を持つキリュウがナビゲートしてくれるよ」

キリュウ「全く人使いが荒いヨ」

ロット「いやキミは人じゃなくて猫だろう…」

イヴ「ふふ、仲がよろしいのですね」

少し楽しそうだ、表情までは見えないが
誘拐されてさぞかし不安だったはずだ、これくらいのコントでも救いになればいいが


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