遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」
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425:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/17(月) 21:30:35.95 ID:I5aatGaR0
ジャック「…こいつをお前に預ける」

権現坂「俺に?何故だ」

ジャック「俺とレッド・デーモンズは共に人生を歩み続けた…だが」

権現坂「自らの魂を預けるとは…余程の覚悟のようだな」

ジャック「別の道を歩めば己の為になる。それはレッド・デーモンズも同じだ」

権現坂「新たな境地か」

ジャック「それが俺の遠い遠い血筋の流れを持つルドガーからの伝言だ。本当に死者とは枕元に立つんだな驚いたぞ」

権現坂「そ、そうなのか…」

ジャック「炎のごとき荒ぶる魂と静寂なる風のごとき心…俺はこの世界が誕生し始めてシンクロ召喚が行われたギアナ高地へ行く」

権現坂「皆には伝えたのか?」

ジャック「ああ」

権現坂「…そうか」

ジャック「それとユーゴ…あいつは覇王の力を求めているが諦めろと伝えてくれ」

権現坂「それは自分で言ってくれ」

ジャック「言いにくいだろ」

権現坂「その理由は」

ジャック「ルドガーは自らの死を予見していた。そしてザークの持つ2体の魔術師とある約束を交わしていたそうだ」

権現坂「約束だと?」

ジャック「クリアウィングの力を自らの肉体に二つに分けて封印せよ…だとな」

権現坂「覇王の力の行き着く先はペンデュラム…まさか」

ジャック「お前と沢渡が先の戦いで発現させた涅槃の超魔導剣士こそがクリアウィングを覚醒させる為に必要な覇王の力だ」

権現坂「何故クリアウィングだけを」

ジャック「それをしなければ世界は四つに分裂するどころか消滅していた。苦肉の策だったのだろう」

権現坂「真の力とはそれほどまでに強大だとでも言うのか…!」


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