412:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:11:38.67 ID:NQup7cvL0
その撫で方が図らずも愛撫のようになってたかも。
小さく後悔。
彼女が困り顔で笑う。
413:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:12:20.00 ID:NQup7cvL0
あなたのことだもの。
私の気持ちに気づいているわよね。
彼女にこんな顔をさせてしまう自分が嫌になる。
414:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:13:16.00 ID:NQup7cvL0
でも、もしかしたら。
強引にでも迫ったら受け入れてくれるかしら。
エゴだけど、あなたのためになんでもするわ。
415:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:14:05.90 ID:NQup7cvL0
不意に手首が掴まれる。
隣の彼女ははにかみながら。
「何考えとんの?」
416:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:14:34.77 ID:NQup7cvL0
あと少しだけ彼女の手が下にあればその手を握れる。
これは関係を先へ進める合図なのか。
それとも、ここでやめろと言う警告なのか。
417:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:15:19.21 ID:NQup7cvL0
「あそこのお店入りましょ。」
「あっ。あの服ええなぁ。」
「じゃあ、希の方でいいわ。」
418:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:15:49.84 ID:NQup7cvL0
終わり
419:名無しNIPPER[saga]
2017/05/28(日) 23:42:02.86 ID:NQup7cvL0
『キス』
420:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:42:32.29 ID:NQup7cvL0
放課後の教室。
いつもの調子でおしゃべりした後。
もどかしい距離がウチらの間を邪魔する。
421:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:43:00.13 ID:NQup7cvL0
たったそれだけで一線を超えたのがわかった。
「いい?」
彼女が問いかけてくる。
422:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 23:43:42.68 ID:NQup7cvL0
探るように、恐る恐る唇が近づく。
彼女の頭を撫でる。髪の感触がクセになる。
ウチの後頭部が優しく掴まれる。
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