204:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:52:34.89 ID:LMw5R4Ii0
道の端で待っている。
嬉しそうにこっちを見ていたけれど、ウチ以外の生徒の目に気づくと視線を逸らした。
こちらで数人信号待ち、向こうには一人。
205:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:53:07.09 ID:LMw5R4Ii0
それも嬉しい。だけどそれ以上に気になる声がする。
ウチの後ろでひそひそと話声が聞こえる。
もー。めっちゃ恥ずかしいわ。
206:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:53:38.62 ID:LMw5R4Ii0
えりちもソワソワと落ち着きがない。
若干赤くなっている。
今更ウチを置いて歩き出せないのだろう。
207:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:54:07.16 ID:LMw5R4Ii0
急ぎ足で近寄る。彼女もホッとした表情だ。
「何やってるん。」
「もうやらないわ。」
208:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:55:24.50 ID:LMw5R4Ii0
終わり
209:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 21:59:48.94 ID:LMw5R4Ii0
他者視点の形も面白かったのでまたいつかやりたいと思います
210:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 22:38:45.10 ID:AWDDNRR5O
(ほら、生徒会長と副会長)
(道路を隔てて見つめ合ってたわよね?)
(朝から花園頂きました〜)
211:名無しNIPPER[saga]
2017/04/26(水) 01:42:12.11 ID:uYLh2NXe0
『背中の文字』
212:名無しNIPPER[sage]
2017/04/26(水) 01:42:50.21 ID:uYLh2NXe0
次の授業は小テストがある。
最後の詰め込み。ブツブツ唱える。
背中を指でなぞられる感触。
213:名無しNIPPER[sage]
2017/04/26(水) 01:43:17.61 ID:uYLh2NXe0
「え」
すでに誰の仕業で何を書くのかもわかる。
こういうイタズラをされるのも悪くない。
214:名無しNIPPER[sage]
2017/04/26(水) 01:43:45.90 ID:uYLh2NXe0
「り」
きっと私の背後で彼女が頬杖をつき、暇を持て余しているのだろう。
眠そうに目を開けて、徒然に指を走らす。
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