106:名無しNIPPER[sage]
2017/04/17(月) 21:13:11.73 ID:H7CUOnwJO
これは内心バクバクなのか本気で怒ってるのか
107:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 00:58:21.27 ID:3vNJXkP+0
一緒に屋上行けばいいのに先に行くってことは
108:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 01:10:57.88 ID:9eUAPjhJo
両方ですねわかります
109:名無しNIPPER[saga]
2017/04/18(火) 23:39:41.62 ID:PM689wAj0
『たった二秒の恋。』
110:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:40:11.44 ID:PM689wAj0
配られたプリントが回される。
彼女は毎回このタイミングでこちらを向くのだ。
いたずらっ子のように視線を上げて、ウチを見ると安心したように微笑むのだ。
111:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:40:45.48 ID:PM689wAj0
最初は隠れ蓑にする友達のつもりだったと思う。
狭い教室に集められてグループができた。
彼女は孤高だった。
112:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:41:27.77 ID:PM689wAj0
普通とは違う見た目や、堂々とした態度は他人が近づきがたい雰囲気を出した。
対面する際に相手が緊張すれば彼女も緊張するのに決まっている。
それがまた固い印象の原因となった。
113:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:42:07.45 ID:PM689wAj0
そうして孤独を抱えた彼女は居場所を探していた。
同じ経験をしてきたからわかる。
お昼を一緒に食べようと誘った。
114:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:42:43.75 ID:PM689wAj0
らしくないと感じたけれど、何かがそんな気にさせたのだ。
傷を舐め合い、馴れ合った。当たり障りのない会話をした。
肩を寄せ合い、震えていた。次第に腹の中を見せ合うようになった。
115:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:43:13.53 ID:PM689wAj0
彼女は心を開いてくれた。
彼女は私に居場所と安心を見出した。
ウチを見かけると柔らかい微笑みを浮かべるようになった。
116:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 23:43:43.33 ID:PM689wAj0
普通の女の子だと思っていた。だけれども、そんなことはなかったからだ。
彼女は高潔で、純粋で、快活で、美しい。
人間はこんな人に惹かれるのだ。
435Res/118.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20