63: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 06:51:48.83 ID:Def+eai0O
いつも街に出る時に乗るバスも、今日の車窓からの景色は何だか新鮮に見えて。いつもより色付いて見えました。
きっと、隣にいる人のせいでしょうね。
司令官はと言えば、いつもの微笑。
相変わらず感情は見えにくいけれど…でも今日は、いつもより機嫌は良さそうで。気のせいでなきゃ良いなぁなんて。
街まではバスと電車を乗り継いで、3、40分程です。駅前に降りると、この土地にしてはガヤガヤした景色が広がります。
ここは栄えてる辺りなので、この時間は特に人が多くて。
でも駅から少し行くと、古い町並みや洒落た通りなんかが広がっていて、ここは青葉にとっても良い撮影スポットなんです。
あ!猫だ!
「かわいいですねぇ。ほらほら、あ〜…もふもふしてる…。」
「随分人に慣れているね。お、こっちに来た。」
「司令官!いただきです!」
ふふふ、さっそく貴重なショットを収めましたよ!
猫と戯れる司令官…これはうちじゃ青葉以外知らないでしょう。
よく撮影に来てる場所ですけど、一緒に来る人でこうも景色って変わるんだなぁ。
…あの寂しい海の時も、何か変える事は出来たのかな?
うん!これからそうして行けば良いんだ!
青葉が色を付けて行けば、彼の世界もきっと変わる!
「司令官!一緒に撮りましょう!」
猫が丁度青葉達の間に入って、今度は携帯で写真を撮りました。
猫もいるからツーショットならぬスリーショットですが…うん、よく撮れてる。
こうやって少しずつでも近付いて、彼の何かを埋めて行こう。
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