521: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/07/02(月) 18:43:19.74 ID:6oJ0bnNeO
「…………。
………ふふ……あはっ…あはははははははは……。」
公園にこだましていたのは、あの子のか細い笑い声と、立ち去る私の足音だけ。
それもやがて風の音に呑まれ、聞こえなくなっていました。
ガサが死体で見付かったのは、翌日の事。
自室で血の海に倒れ臥すあの子は、笑いながら泣いていました。
首にはナイフのためらい傷がいくつもあって、最後の一撃がようやく動脈を切ったようでした。
かつて母親を殺した時のように、あの子もまた、同じように死んだのです。
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