518: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/07/02(月) 18:39:25.36 ID:6oJ0bnNeO
ですが、私の中が水を打ったように静まり返ったのは…その言葉を聞いた時でした。
……これまでのガサとの記憶が、頭を巡ります。
楽しかった思い出や、いつもの日常…走馬灯と言う奴でしょう、それが次々巡っては消える。
死んでしまうのは、私ではないけれど。
「………ガサ。」
「あはっ…青葉……分かってくれるんだね…。」
優しく抱きしめて、ガサの温もりを感じて。
見えないけれど、肩に落ちる水滴の正体は、きっとこの子の涙。
苦しかったのでしょう、寂しかったのでしょう。
故に、壊れてしまったのでしょう。
……でもね、ガサ……。
私はあなたを許さない。
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