399: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/23(金) 03:56:25.78 ID:ZbGgHjaLO
きっと、カメラに気付いたのでしょう。
あの人は真っ白になってしまった瞳をレンズに向けて、見た事のない妖艶な笑みをして。
“ジュン、迎えに行くわ。”
そう唇が動いたのが、私には理解出来ました。
「……畜生がああああああああっ!!!!!」
その瞬間のジュンの悲痛な叫び声を、一生忘れる事は出来ないでしょう。
鼓膜をつんざく声は、私にこれが現実である事を、容赦無く突き付けていたのでした。
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20