212: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/10/17(火) 13:29:58.10 ID:JWK7qaJQO
その日は近海での任務で、いつものように戦闘を終えました。
平和になるにつれ数が減ったとは言え、今でもたまにはぐれた深海棲艦が流れ着く時もあるんです。
何も大きい任務だけじゃなく、そう言う敵を討伐するのもまた私達の仕事。
敵は全部倒したね、一応目視でも他にいないか見ないと……よし、いな…う。
「うえ〜…流れて来てる…。」
スコープで遠くを見てる間に、倒した敵の死体が足元まで。
艦娘のクセに何言ってんだって話ですけど…戦闘中はまだいいんですが、たまに冷静になった途端、死体が気持ち悪くなる時があるんです。
結構艦娘あるあるらしいんですけどね。
戦闘中なんて、離れてますからねぇ…案外そこまでグロくは見えないもので。
だけどいざここまで来られると、色々と生々しいんですよ……正直、たまに叔父さんの事も思い出してしまいますし。
確か今日の日替り定食は…げ、ハンバーグじゃんかぁ…楽しみにしてたのに……。
「ガサ…今日外食しない…?」
「えー、ハンバーグの日なのに?」
「久々にもらっちゃったんだよぅ…うどんぐらいしか食べる気しない。」
「あんた変なとこ繊細だよね。大丈夫大丈夫、いざ目の前にしたら忘れるって!食堂の美味しいし!」
「……ガサ、タフだねえ…。」
「じゃあわかった、今度克服用に映画持ってくるから!おやつはサラミかハムで!」
「やめてよー、前の超グロかったじゃん!」
ガサは青葉と違って耐性が強くて、戦闘でもらう事もないし、何ならしょっちゅう部屋にホラー映画持ってくるんですよ。
前持ってきたのとか、丸太が車の運転席に突っ込んで、頭がパーンって…うぇ、思い出しちゃった。
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