雪ノ下「Twitterを始めたのだけれど」
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164:カマクラ ◆2TFCMwLdkopd[sage]
2017/04/13(木) 23:51:13.63 ID:pG9wLxhs0
陽乃「目を背けてた方が、当人にとって都合のいい事だってあるのよ」

八幡「じゃあ葉山はアカウントの件、見て見ぬフリをしてたって事ですか…?」

陽乃「そうよ、何でそんな事するのか、おねーにはわからないけど、本人がそれで良いって言ってるんだもの…外野がとやかく言う事じゃないわ」

八幡「そんな事して葉山に何のメリットがあるんですか」

陽乃「さぁーね、守りたいんじゃないの、あのグループを」

八幡「そんなの…只の欺瞞じゃないですか…!…上部だけは仲良くして…裏では蔑まれて…」

陽乃「それが隼人にとっての『本物』って事でしょ」

八幡「…ッ!違う!、そんなのは…」

陽乃「じゃあ比企谷君はどうなの?本物を知ってるの?由比ヶ浜ちゃんとは友達?雪乃ちゃんとは? 同じ奉仕部の仲間?」

八幡「ぐっ……」

陽乃「自分の事はなーんにも見えてない、雪乃ちゃんと一緒。そんな人が他者を信じられるのかなー?与えられる好意に素直に答えられない、それどころか人の言葉の裏を読んで常に相手の腹を探ろうとしてる」

八幡『………」

陽乃「本当は欲しいくせに、理性でそれを押さえつけて…今の比企谷君が奉仕部という居場所を失ったら、残るものは何?」

陽乃「いつだって自分を犠牲にしてるじゃない、それは他者を信頼出来てないって事。誰にも頼らない、傷つけたくないから、嫌われたくないから。強がってはいるけど、結局寂しいのよ」

八幡「…ッ…(違う…、俺は…、俺は…)」

陽乃「あの場所を失えば、比企谷君に残るのは、身体に染み付いた猜疑心と、ちっぽけなプライドだけ…」

八幡「…ッ!!違う!!!、俺は…ッ!」



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