113:カマクラ ◆2TFCMwLdkopd[sage]
2017/04/11(火) 23:59:33.51 ID:a7CPFq9v0
ーーーーモール前に広場ーーーーー
由比ヶ浜「ゆきのん…」
雪ノ下「大丈夫よ…由比ヶ浜さん、心配しないで」
八幡「……学校、戻るか?」
雪ノ下「……いえ、今日はもう…解散にしましょう…比企谷君も怪我しているし…」
由比ヶ浜「そう…だね、あっ、ゆきのん一緒に…」
雪ノ下「ごめんなさい…由比ヶ浜さん、気持ちは有難いけれど、今日は1人で帰るわ……さよなら…」
八幡「……」
ーーーーーーーーー
由比ヶ浜「…ねぇ、ヒッキー」
八幡「ん、どーした?」
由比ヶ浜「あたし達、ちゃんと友達…だよね?ゆきのんもヒッキーもあたしも、3人とも同じ奉仕部の仲間…だよね?」
八幡「…まぁ、同じ部活で、毎日会ってるしな」
由比ヶ浜「そっ、そうだよね…ごめんね、変な事聞いて。あ、あたしここ右だから、此処まででいいよ」
八幡「おう…そうか。じゃ明日な」
由比ヶ浜「うん…バイバイ」
ーーーーーーーーー
八幡「(上部だけの言葉に意味はない…そんな事は…わかってる。仲間だとか、友達だとか、自分と他者の関係にただ心地よい名前を付けただけ…たとえ偽物であっても、それで安心できるなら…人はそれにすがってしまう)」
駅員アナウンス「一番線、各駅停車〇〇行き、この電車は××駅で、準急にーーー」
八幡「(もし、この関係を表す言葉があるのなら、それを見つけられたのなら…)」
駅員アナウンス「まもなく電車が到着します、危険ですので、白線の内側までーーーー」
八幡「(俺達は…………)」
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