556:名無しNIPPER[saga]
2018/01/17(水) 20:47:37.96 ID:0XFzuiYOO
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遊び人「大事な大事な先制点。本当に重要な局面になっちゃったね」
武闘家「公式戦ではこんな我が儘は許さんからな」
勇者「悪かったって。でもこれで心置きなく代われるな」
魔法使い「もう。打たれた僕は置いてきた気分だよ」
遊び人「それにしてはスッキリした顔だよね」
魔法使い「そう?ピッチャーの重圧から解放されるからだよきっと」
僧侶「わはは。何事も経験だ。これが後の糧となることを祈ろう」
魔法使い「うん。僕次第だよね」
武闘家「そういえば最後に投げたあの球はなんだったんだ」
勇者「そうだよ。あんなのあるなら言っておいてくれないと俺捕れなかったぜ」
魔法使い「え?何か変わっていた?」
武闘家「気づいていなかったのか?」
魔法使い「う、うん」
僧侶「球種はわからんが、おそらく変化球だった」
魔法使い「僕が変化球を……?」
遊び人「偶然投げられたの?それはまた……」
勇者「どこか投げ方変えたのか?」
魔法使い「前みたいな握り方できなかったから、ちょっと握りを変えてみたんだ。あとは必死で覚えてないよ」
僧侶「あれを磨けばまた武器が増えるかもしれん」
武闘家「雨降って地固まるか。無駄な失点にならずに済みそうだな」
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