469:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:03:47.55 ID:ocVwd5q2O
実況『ヤドヤ選手あわやホームランというバッティングでした。しかし一塁で止まってしまいましたね。ツーベースは行けそうな当たりでしたが』
解説『一塁走者も三塁止まりかよ。スタートも足も遅すぎだろうがよ』
魔法使い「ゴメン……打たれちゃった」
武闘家「やつめ、商人が代わった途端本気を見せてきたか。こちらもすぐに本気を出すべきだ。ピッチャー俺に」
魔法使い「やっぱり僕じゃ……」
僧侶「大丈夫だ。大した問題じゃない」
魔法使い「でも……」
僧侶「おそらくヤドヤは打つ気がなかった。本人も今のは予想外だったはずだ」
魔法使い「え?」
僧侶「ツーベースの当たりなのに一塁で止まった。これ以上チャンスを広げないためと商人に弁明するためだろう。見てみろ」
商人「ピッチャー俺じゃないから打ちにいったの?」
ヤドヤ「いや……」
商人「別にいいけどね。こんな試合」
ヤドヤ「空振ったつもりだったんすが」
魔法使い「あのヤドヤさんが焦った表情を……」
武闘家「どういうことだ」
僧侶「やつも魔法使いの球に対応できなかった」
魔法使い「……」
勇者「訳わかんねえぜ。打とうと思っても打てなくて、打つ気がないのに打てるのか」
武闘家「……そういう変化をしている?」
僧侶「詳しくはわからない。だがあれは変化球とは違う」
魔法使い「……」
僧侶「向こうのレベルではお前の球は対応できない。自信を持て」
魔法使い「う、うん」
564Res/337.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20