452:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 23:10:27.68 ID:DRrvx0kkO
実況『観客席に手を振って一塁に向かっていますね。どうやら大丈夫のようです』
解説『ほっ……』
実況『これでツーアウトながら満塁になり、バッターは5番ブキヤ選手です』
夢爺「一人当てたからといって遠慮はせん。今まで通りに投球する」
ブキヤ「あれでは若が活躍することはもう不可能……」
ヤドヤ「本当厄介な連中を巻き込んじまったな。どうすんだ?」
ブキヤ「若が打てないなら自分も打つわけにはいかない」
ヤドヤ「いいんじゃないの。もう若も試合どころじゃないし」
ブキヤ「お前はどうする?」
ヤドヤ「どうもしないよ。今まで通りだ」
ブキヤ「……自分は純粋に彼らを勝たせてやりたいと思っている」
ヤドヤ「情が沸いたか。俺は全くだね」
ブキヤ「だが」
バシィ
バシィ
バシィ
アンパイア「アアァイッ!バッターアウッ!チェンッ!」
ブキヤ「勝負にけりをつけるのは彼らだ」
ヤドヤ「そっか」
ブキヤ「彼が言ったことは気にするな」
ヤドヤ「うん?」
ブキヤ「我々には我々の信念がある。お前は間違っていない。自分を貫き通せ」
ヤドヤ「わかってる」
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