勇者「スライムですら倒すのに6ターンかかるおれって」
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49:名無しNIPPER[saga]
2017/04/10(月) 16:15:17.88 ID:rf7hRORH0
〜同時刻・魔王城〜

死霊元帥「新しい首の調子はどうですか?漆黒騎士。」

漆黒騎士「少し結合部が軋みますが、戦闘に支障は無いかと。」

死霊元帥「ふむ、それは重畳。では、あなたに次なる任務を与えましょう。先代勇者パーティーの魔法使いを討ちなさい。」

漆黒騎士「ハッ!必ずや魔王様に魔法使いの首を献上いたしましょう。」

吸血姫「へぇー、ニンゲンのくせにまだ生きてたんだぁー。でも生きてたとしてももうヨボヨボのおじいちゃんじゃないの〜?」

死霊元帥「ええ、あの老獪は魔法力に長け、長年姿を眩ましていました。しかし、この間の新月の晩に居場所が特定されたのです。」

吸血姫「大方、歳で居場所を隠す魔法でもとけたんでしょ。わざわざ殺す必要あるの?そんなヤツ」

死霊元帥「吸血姫。貴女はニンゲンを下に見すぎるきらいがありますね。老いたとはいえ元勇者パーティーです。警戒の必要は十二分にあるでしょう。それに、万全でなかったといえ、漆黒騎士の首を落とした侍も気になります。」

漆黒騎士「未熟でしたが、なかなか面白い戦い方をするパーティーでした。成長すれば、魔王様の脅威となりうるやもしれません。」

死霊元帥「ふむ、魔法使いと現勇者パーティーが合流することだけなるべく避けたいですね。」

漆黒騎士「了解致しました。では、早速魔法使いを抹殺して参ります。」

死霊元帥「待ちなさい、此は魔王様からの勅命です。失敗は万に1つも許されません。念のため、アンデットの精鋭100人からなる部隊を与えましょう。好きに使いなさい」

漆黒騎士「ハッ!」

死霊元帥「では、行きなさい」

漆黒騎士「失礼致しました。」ザッザッザッ

吸血姫「そんなに心配なら自分が出向けばいいじゃない。」

死霊元帥「魔王様のご意向でしてね。私自身は決して出向かず、部下にやらせよ。とのことでした。」

吸血姫「ふーん。魔王様のことだからお考えあってのことだろうけど。」



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