勇者「スライムですら倒すのに6ターンかかるおれって」
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34:名無しNIPPER
2017/04/08(土) 22:48:51.36 ID:e5qzaWrB0
鶏<クックドゥードゥドゥルドゥ
勇者「日課の鍛練でもするか。」

〜町はずれ〜

侍「はっ!はっ!」ブンッブンッ

勇者(あれは…。)

勇者「おはようございます。鍛練、よければご一緒させてください。」

侍「えぇ、構いませんよ。朝からの鍛練は久しぶりですから調子が掴めず困っていたところなんです。」

勇者「そういえば、女侍さんが僕より早く起きるなんて珍しいですね。」

侍「はい、自分の未熟さを昨日ので痛感しましたから。女だから、できることが少ないから、といってひねてはいられません。それに…、強くなる理由もできましたし。」

勇者「理由…?差し支えなければ聞いてもいいですか?」

侍「もう、人が傷つくのを見たくないんです。」

勇者「…。」

侍「だから、魔王討伐の旅にご一緒させて頂きます。この手で一人でも苦しむひとを減らしたい。」

勇者「いいのですか?僕は歴代最弱ですよ?仲間になると大きな命の危険が伴いますし、魔王は愚か、あの騎士にすら勝てるかどうか…」

侍「一度は勇者さんに助けられた命。惜しくはありません。それに、強い弱いは関係ないです。私は魔王を倒すため、そして何より勇者が勇者さんだからお供するんですよ。」ニコッ

勇者「ッ!」ドキッ

侍「それに、武士道は義を重んじるんです。私は頑固ですよ。」

勇者「…はぁ。敵いませんね、女侍さんには。ではもう少し訓練を続けて、日が高く上ったら街を出ましょう。」

侍「ハイッ!」


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