見滝原に微笑む刹那（まど☆マギ×ネギま！）-SS速報VIP

見滝原に微笑む刹那（まど☆マギ×ネギま！）

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71:ｍｉｔａ刹 ◆JEc8QismHg[saga]
2017/04/29(土) 02:50:12.80 ID:iSeDpulU0

「それはそれとして、どうやってあの拘束を？
まさか、そこまでの魔法を？」
「私が破壊しました」

マミの言葉に、刹那がしれっと言った。

「桜咲、さん？」

「先程引き返した時に、暁美さんを封じていた封印の鍵を一撃して、
それからこちらに戻って来ました。
かなり頑丈な術式でしたので、完全な破壊は無理でしたが、
あれだけ傷がつけばこじ開けるのは時間の問題で」

「どうしてそんな事を？」

「私がそれがいいと判断しました。
実際、今回も助力が得られた訳ですし、
彼女の行動パターンから見て無暗に敵対するのは得策ではない、
少なくとも魔女退治に於いて直接対立した事はない。
私はそう見ましたが」

刹那の言葉に、マミは顎を摘んで黙考する。

「私は帰らせてもらう」
「助かりました」

ファサァと黒髪を払って踵を返すほむらに、刹那は丁重に声をかける。

「分かったわね」

すれ違い様に、ほむらがまどかに声をかけた。

「桜咲刹那は元々よそ者、魔女と戦う魔法少女ですらない。
巴マミがどれだけ強くても何が起きるか分からないのが魔女との戦い。
次に何かあったら、今度こそ命は無いわよ。
それが分かったら、これ以上関わるのはやめなさい」

押し黙ってしまったまどかとさやかをしり目に、
ほむらはその場を後にしていた。

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