士郎「……俺は、偽物なんだ」
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48: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/30(日) 21:56:56.43 ID:Tb+QMk480
彼に案内されるがままに間桐家に入り、大きなソファに座る。
外見通り広々とした部屋とは対照的に照明は薄暗く、なんとも不気味に思えた。

「……いきなりだけど、聞かせてもらうぞ。慎二、お前は魔術師だったんだな?」
「ああ、そうとも。もともと間桐の家は魔術師の家系でね、聖杯戦争のシステムや令呪を開発したのも間桐なのさ」
「そうだったのか……初耳だ」
「というか、衛宮。お前こそなんでマスターとかやってるわけ?お前が魔術師だなんて、こっちこそ聞いてないんだけど?」
「あー……まあモグリでやってたからな。いや、それはどうでもいいんだ」

話が本筋からズレそうだったので軌道修正する。無駄話をする余裕は時間的にも精神的にもないのだ。


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