園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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48: ◆N2ciT2iELQ[sage]
2017/03/30(木) 18:44:57.28 ID:y4VgxIfx0
海未母「…」カアァァ

海未の母は少女のように顔を羞恥の色に染めている。それを察して、ことりの母が話しを続ける。

ことり母「…最初は私と園田さんだった」

ことり母「私たちが音ノ木の学生だったときに、私が暴漢に襲われそうになって」

ことり母「当時はまだこの辺もそれほど発展してなくて、治安が悪かったから、そういうのがまだ残ってたのね」

ことり母「それをたまたま部活動の帰りだった園田さんが助けてくれたの」

ことり母「私たち三人も貴女たちと同じ幼馴染だったのは知ってるわね?」

ことり「うん」コクリ

ことり母「幼馴染で、大切な親友が私のことを守ってくれた。私はそう思ってたの」

ことり母「怖くて泣いてしまっていた私を、園田さんは家まで送ってくれたわ」

ことり母「そのとき家には誰もいなかった」

ことり母「自分の部屋で二人っきりになったら、なんだか安心しちゃって、園田さんに抱きついたの」

ことり母「そしたら、園田さんがいきなり私を押し倒してきた」

ことり(…)チラッ

ことりが海未の方を見ると、海未はうつむいたままブルブルと震えている。

ことり(…)チラッ

次に海未の母の方を見ると、海未の母もまったく同じ調子でブルブルと震えている。

ことり「…ぷぷ」

妙に同期が取れていたので、ことりは思わず小さく吹き出す。

ことり母「今でもはっきり思い出せるわ。私は思わず『どうしたの…?』ってそこで尋ねた」

穂乃果「…ぷっ」

穂乃果(『どうしたの…?』の部分だけ少女チックな演技するのは穂乃果の腹筋が耐えられないからやめて)

ことり母「そしたら園田さんが『もう我慢できません! いずれ知らぬ男に取られてしまうのなら、今ここで私が「「申し訳ありませんでしたーーーっ!!!」」

ことり母「そ、園田さん? もう済んだことじゃない」オロオロ

ことり「どうして海未ちゃんも一緒に謝るのかな…?」オロオロ

穂乃果母(園田さんと南さんの挙動が完全に娘とシンクロしてるよ!)クスリ

穂乃果(海未ちゃんとことりちゃんの挙動が完全に親とシンクロしてるよ!)クスリ

海未母「み、南さん、ずるいですよ? そこまで克明に話す必要なんて、ないではないではないですか!!」

穂乃果母「『ないでは』が一回多いよ! 落ち着いて!」

ことり母「いやあなんだか興が乗っちゃって」フフフ

ことり(お母さん海未ちゃんのお母さんの前ではこういうキャラなんだ…)

ことり母「…まあそういうわけでね? 私はそういうの興味なかったんだけど、園田さんに身も心も汚されちゃって」

ことり母「堕ちる? っていうのかな、最近の言葉では」チラッチラッ

海未母「うう…」ブルブル

ことり(他人事とは思えないよ…)

ことり母「…真面目な話、しばらくは自分の気持ちがわからなくて辛かった」

ことり母「園田さんのことは、ずっと昔から大切な友人と思ってたから余計にね」

ことり「お母さん…」

ことり母「でもね、園田さんは、その後もずっと私の側にいてくれた」

ことり母「私が無理矢理されて怖かった、って言ったら何度も謝ってくれたし、どんなことをしても償いますって言ってくれた」


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