少年エルフ「人間の娘を育てたら魔王を倒すことになりました」
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526: ◆VEKixXsFvlSQ[saga]
2018/01/06(土) 22:49:33.21 ID:7X7NPQEA0
○帝国軍の行進・前方

少年エルフ「地下に塔があるの?」

ドワーフ大臣「さよう、古のドワーフ族が魔王との戦いに建造したという伝説の塔しゃ」
自走式牢屋の列の前方ではドワーフ兵と少年エルフが捕まっていた。

少年エルフ「魔王との戦いに…… でも塔で何をするの?」

ドワーフ大臣「それは…… ううむ」

神官「破天の塔は古代ドワーフ族の対魔王決戦兵器…… 実際に使われなかったそうですが計り知れない破壊力を持っているそうです」

少年エルフ「神官さん」

いつの間にか牢の外に神官が立っていた。

ドワーフ大臣「おのれ、帝国の犬めよくも我らの前に顔を出せたものじゃの!」

少年エルフ「知り合い?」

神官「そうですね〜、以前ドワーフ王と歓談した時にちょっと」

ドワーフ大臣「貴様がその時に王から転送門や塔の事を聞き出したのであろう、僧侶だと思って信用したのが間違いじゃた!」

少年エルフ「神官さん帝国の味方なの?」

神官「今はそうなりますね〜」


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