永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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651:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 02:07:49.58 ID:A1WvWOlK0


薬売り「湯に浸し、程よい硬さになるまで茹で続け、頃合いを見て取り出した後、皮を剥ぐ」

薬売り「この間おおよそ、四半刻程度でしょうか……本当はもっと、時間をかけた方がよいのですがね」



【ツケコシ】



薬売り「それでも……十二分に、香り漂っておりました」

 

『筍の持つ、あの風味豊かな香りが……

 実に食欲そそる、あの旨味を含んだ香りが……

 急ごしらえとは思えぬ、あの完成された香りが……』
 



薬売り「――――”藤原妹紅が居た場所”に漂っていた、あの香ばしい香りが」


https://i.imgur.com/gLeAwrC.jpg



薬売り「夜中にふと小腹が空く事など、ままある事……あの時の藤原妹紅も、やはり同じ物を食らおうとしていたのでしょう」

薬売り「しかしそこは炎術師と呼ばれる存在。姿焼きか、蒸し焼きか、あるいは包み焼きにでも挑みなさるつもりだったか……そこまでは存じませぬ」



【トビ】



薬売り「ただし…………”何がしたかったのか”はわかる」



【ハネ】



薬売り「一つだけ、あるのですよ……老若男女問わず、”食の旨味を限界以上に引き出す方法”が」

薬売り「誰であろうと関係なく……どんな食材にも左右されない……如何に腕の良い飯炊でも再現できぬ、そんな、画期的な方法がね」



(だってアイツ死なないじゃん。姫様と同じ不死身だし)



薬売り「あの一面に漂う程に満ちた香りが、何よりの証拠だ――――”あれは一人前ではなかった”」



https://i.imgur.com/99Frpkn.jpg





薬売り「――――それ故に”貴方に目を付けられる”事となった」



【トビコミ】





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