永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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61:名無しNIPPER[saga]
2017/03/27(月) 00:28:04.66 ID:PLa1uhWao

うどんげ「あっれ〜、もうおねむの時間だっけ?」

永琳「姫様……?」

薬売り「……」


――――永遠亭の真なる主が御座す姫君之間。
 その優雅美麗さは、「如何なる大名の間にも劣らず」と、後に薬売りは申しておった。
 しかし何故か。点在する色とりどりの色彩に似つかわず、その間には畳を擦る音すらも聞こえて来ぬではないか。
 よもや、主はすでに床に付いているのか。
 はたまた、催しがてら厠にでも向かいなすったか。
 姫君の忠実なる従者が、その疑問を払拭せんと襖に手を伸ばすのは、まっこと月並みな必然であろうて。



薬売り「…………ん」



【鈴】



薬売り「――――ハッ!」



 姫君を知らぬ薬売りに、姫君の高貴さを夢想することは叶わず。
 それが同様に、モノノ怪を知らぬ永遠亭の従者は、モノノ怪の起こす怪異を推し量れぬとは明快な道理。
 故に……致し方なき事であったのだ。
 モノノ怪は――――”すでに眼前に御座していた”などと。




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