永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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592:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 02:54:54.92 ID:9QvYt9c00



「オ”オ”オ”オ”オ”オ”――――!!」



 貴重な四つ葉のシロツメクサを乱雑に鷲掴みにしたあげく、力任せに引っこ抜き、齧り、引き裂き、その赤き喉奥へと無理矢理押し込んでいく――――
 その勢いたるやまさに猪突猛進が如し。
 草に付着した土毎食らうその様は、誰が言ったか「毒を食わらば皿まで」の体現と言えよう。



「…………う”ッ!」



「う”っ…………ん”っ…………ぐぅ…………ッ!」



 しかし兎はその覚悟が故に、三度壁へとぶち当たる事となる。
 その反応、その顔色……はは、かつての身共とまんま同じである。
 どうだ、生で食すシロツメクサの感想は……
 その味はもはや、たった一文字で十分表す事が出来ようて。




(――――”苦”…………っガ…………!)




 わかるぞ兎……そうなのだ。シロツメクサは、とてつもなく”苦い”のだ。
 あの苦味が口いっぱいを侵すとあらば、毒なぞ無くとも誰も食おうと思わん。

 言っておくが、決して大袈裟な揶揄ではないぞ? 
 本当に、この世の物とは思えぬあの不快な味と来たらもぉそれは……
 嗚呼〜恐ろしい! 思い出すだけでサブイボが立ち寄るわ!



【我慢】






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