永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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477:名無しNIPPER[saga]
2017/12/07(木) 02:31:33.39 ID:7pMgIB7e0


【漕】



(よっこらせ――――うんとこどっこいせ――――)



薬売り「船……ですか」

兎「そ、船。つってもまぁ、その辺の廃船をテキトーにかっぱらってきただけなんだけどね」

薬売り「今度は……和邇を伝っていかなかったのですな」

兎「はは、そりゃそーでしょ。前回あいつらにどんなけえらい目に合わされたと思ってんのって話よ」



(し、しんど……ちょっと休憩……)



兎「でもまぁ……結果的には、そう大差なかったんだけどね」

薬売り「…………?」



 近づけば近づくほど、在りし日の記憶が脳裏を過った。
 やっぱり島は島だった……もはや、いつぶりの帰郷かも忘れてしまっていたけれど。
 それでも島は、あの時振り返った光景と、何も変わっちゃいなかったんだ。



兎「島は何も変わっていなかった……けどてゐの方は、当時と異なる”決定的な違い”があった」



 それが――――うちら。
 てぬが忘れてしまった記憶から生まれた、ウン万年分の知の欠片達。



【智識】


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