永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/11/26(日) 04:36:25.02 ID:N+y5bzEE0
てゐ「まさにシュレディンガーの猫ならぬ、シュレディンガーの兎?」
てゐ「箱の 中の 兎は いついつでやる――――ってか?」
他の者にかまけ、不振とわかりつつ放置してしまったせいか。
月の話に魅せられ、地上の兎に目を向けなかったせいか。
薬売りは妖兎の煽り言葉を前に、実しやかに噛み締めておった――――この妖兎は”最後に回すべきではなかった”。
タガの外れた妖兎は、もはや誰にも止める事が出来ぬ。
何故ならば、妖兎を諫める唯一の存在……”八意永琳”。
彼女はもう、とおの昔にいなくなってしまったのだから。
てゐ「――――さぁてちんどん屋ァ! おしゃべりタイムはもう終わり!」
てゐ「あたしってば、決闘の前にベラベラおしゃべりすんの、あんま好きくないのよね!」
あわよくばを狙った薬売りの儚い企みは、こうして露も残らず消え失せた。
これから決闘をする者同士、交わすべきは言葉でないのは明白である。
ベラリ――――次の瞬間、妖兎は意気揚々と一枚の札を取り出した。
その札こそが、この幻想郷に置ける決闘の合図。
その名も「すぺるかうど」。
妖兎の持つこの特有の符が、もはや待てぬと言わんばかりに今、薬売りの眼前に突き付けられていたのだ。
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