永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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270:名無しNIPPER[saga]
2017/05/16(火) 21:55:29.54 ID:fw8gKZ+Qo


レイセン「…………何してんの?」

薬売り「何って……刀をしまっただけですが」

レイセン「いや、しまっただけですがじゃなくて……ふざけてんの?」

薬売り「ふざけてなどいませんよ……話を聞けとおっしゃるから、聞いたまでです」

レイセン「……真と理がいるっつったのは、お前だろーが!」


 薬売りは退魔の剣を袖の奥へとしまい、そしてそのまま、二度と表へ出す事はなかった。
 「道具をしまう」。それ自体は至極些細な行動ではあるが、それをされて鼻持ちならないのは当の玉兎本人。
 当然の如く猛った玉兎が、薬売りにあーだーこーだと怒涛の罵詈雑言を浴びせ始めるのは、ごくごく自然な成り行きであろう。

 そしてその全てを、右から左へ受け流す薬売り……
 全く、人の悪さは相変わらずじゃな。
 だったら最初から、そう言ってやればよかったのに。
 


薬売り「斬りませんよ……貴方はね」


レイセン「――――はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」


 
 その場にこそいなかったが、何となしに想像はつく。
 どうせその時の薬売りはまた、いつぞやのような見下した顔つきをしておったのだろうて。

 なんだか……想像しただけで、段々とムカッ腹が立ってきたぞ。
 くぅ〜憎らしや。腹いせに「薬売りは玉兎の叱責に怯え、動く事ができなかった」。
 とりあえずこの場は、そういう事にしておこう。



【放棄】





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