永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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200:名無しNIPPER[saga]
2017/05/04(木) 22:08:06.46 ID:jSwuJJZ7o

うどんげ「いや、天秤ですよじゃなくて……ふざけてんの?」

薬売り「ふざけてなどいませんよ……手を貸せとおっしゃるから、貸したまでです」

うどんげ「こんなちっちゃいので……どーやって昇んのよ!」


 にしても、いちいち人の神経を逆なでしよるなこいつは……
 手を貸せと言われて、差し出したるは天秤。その心はまさに「テ違い」と言った所か。
 ……下らん洒落じゃ。言っとる場合か、この阿呆が。
 

うどんげ「バカ! もういい! 手伝ってくんないなら、自分で昇るわ!」

薬売り「左様ですか……」

うどんげ「全くもう、どいつもこいつも――――」



(――――バカばかり)



薬売り「しかし……天秤の手伝いなしに……できるんですか?」

薬売り「さっきから、あなたの周りを取り巻く……この”声”を聞くことが」


うどんげ「……は?」


 しかしいくら下らぬ洒落であろうと、言ってる本人が大真面目ならば、こちらも反応に困ると言う物よの。
 だったら……掛かったのは偶然か? 
 薬売りは決してふざけていたわけではなく、どうやら本当に「テ違い」だったらしい。



(できるわけないじゃない)


(あんな穢れまみれの、汚らしい連中に)




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