永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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137:名無しNIPPER[saga]
2017/04/04(火) 22:40:17.47 ID:mAW1yNKRo

薬売り「いやはや、どこから話しましょうか……そう」

薬売り「まずあの八意永琳からしてそうだ……姫君が攫われた当刻。師匠らしからぬ、あれほど人前で取り乱した様を見せておったにも関わらず」

薬売り「今ではトンと平静に……まるで、姫君の存在を忘れてしまったかのように」


(――――)


薬売り「逆に鈴仙は、当初は姉弟子に相応しき振る舞いであったにも関わらず、今や御覧のあり様で……」

薬売り「無礼千万も何のその。寄るな来るなの大立ち回り」

薬売り「あれを宥めるのは……八意永琳とて、少々骨が折れるかと」


(――――)


薬売り「そしてもう一匹の兎、てゐ。不自然極まりないと言えば、やはりこの者が最たる者でしょう」

薬売り「と言うのも……一貫して傍観の立場なんですよ。最初にモノノ怪と遭遇した御当人だと言うのに」

薬売り「自身の居所が未曾有の怪異に包まれているにも関わらず、まるで我関せずを貫くあの姿勢」

薬売り「やる事と言えば仮病と、使い走りと、嘲りと……っと失礼。一応怪我は本当でしたな」


(――――)




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