王「我が娘が騎士になりたいと言ってるのだが……」女騎士「姫様が?」
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103:名無しNIPPER[saga]
2017/03/28(火) 22:58:44.84 ID:oQACj8i2o
騎士「ここでは歴戦の騎士たちが切磋琢磨し、毎日、毎晩のように熱い作戦会議なるものをしていると思っていましたが」

騎士「やることといえば、報告書や始末書の作成が主ですからね」

隊長「作戦会議なんてのは現場でやるもんだ。ここは事後処理をする以外に使い道なんてねえよ」

騎士「任務がない日も提出しなければいけない書類が多いのもかなり面喰いましたが」

隊長「はっはっは。俺たちは王国最強の部隊であると同時に、この国に仕える一兵士でしかない。地味な反復訓練と手が攣りそうになるほど書類整理に追われるのは当然だな」

姫「お仕事なくても何か書くの?」

騎士「休暇は流石に除きますが、日報の提出が義務化されています。『騎士』は国を代表する兵でありことから、日々の行動にも気を付けなければいけません」

騎士「他の者の規範となるように、民にとって理想の兵士であるように。騎士隊一人一人が心がけていなくてはなりません」

隊長「つっても、遠征から帰ってきたあとは、山のように報告書は書かなくちゃいけねえからなぁ。始末書なんかも毎回数人が書いてる」

姫「せんせーも始末書、かくの?」

騎士「無論、書く時もあります。今回は書かなくてもいいですけど」

隊長「一度遠出すりゃあ、物損なんかは必ずと言っていいほどあるからな。無い方が珍しいぐらいだ」

騎士「そうだ。折角ですから報告書の作成を行います。姫様も見学されますか」

姫「しますっ」

隊長(『騎士』としての日常を見せるか。気合入りまくってる候補生どもをがっかりさせるには効果的だろうが、姫様にはどう映るんだろうなぁ)


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