4: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/16(木) 00:17:13.60 ID:mBfbfeoZ0
事務所に国連からの緊急依頼が舞い込んだのは、ボニーさんの里でのトロール騒動がひと段落してすぐのことです。
「……調停官が行方不明、ですか?」
その知らせを届けに来たわたしの悪友、Yがうなずきます。
「なんでも無人島だって思われてた島に国連の未確認集落があったみたいでさ、接触しに行った調停官がそのまま帰ってきてないんだって」
人類が衰退期に入ってはや数世紀。我々人類は(厳密には違いますが)その文明レベルを大きく後退させ、ほそぼそと絶滅への道をたどっております。
そんな中にあって、過去のインフラをどうにか維持し、人類の生活と文明を守る(vip局長作成、国連紹介パンフレットより抜粋)国連です。しかし、中にはその国連が把握できていない集落が存在していることがあります。
人類と妖精さんとの間を取り持つ我々調停官の任務には、そういった未確認集落への接触と、支援の要請なんかも入っているのです。
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