216: ◆HyZk02P5Ec
2017/11/25(土) 14:05:11.53 ID:Gylt9XQ20
美波「……それでね、昔はお正月とか夏休みには家によく来ていたの」
やよい「お父さんと一緒にですか?」
美波「うーん、おじ様はあんまり来ないか、来ても一日くらい居てすぐに仕事に行っちゃったかな。忙しい人だし」
やよい「おじ……さま?」
美波「そ、そこに反応するのね」
やよい「えへへ。えっと昔はってことは今は?」
美波「うん。アイドルになるんだーって小学校の終わりくらいに東京に行ってから何年かはそうでもなかったんだけど、売れてからは冬馬君も忙しいみたいで、今は来ても二三日でに帰っちゃうかな。今年もすこしだけ来ていたみたいだけど、私はこっちに居たから分からなかったの」
美波「まぁ忙しいからすぐにといっても、本当にすぐに帰るようになったのはここ三年くらいなんだけどね」
やよい「う?」
美波「冬馬君ってかなり寂しがり屋だし人見知りだから……上京してからはお世話になってた黒井さんの所くらいでしか落ち着けなくて、だから長い休みの時は私の実家に居るんだろうなぁって前から思ってたんだ。けど、今はどこか別に落ち着ける場所でも出来たのかなって」
やよい「別のって……どうしてそう思ったんですか?(もしかしなくても私の家、だよね?」
美波「……えっと、ここだけの話なんだけど、私は少しの間冬馬君のマンションで間借りしていたの」
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