メイド「私の嫌いな貴方様」
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7: ◆TEm9zd/GaE[saga]
2017/02/26(日) 19:11:57.13 ID:NEjKxo6m0

メイド「……お嬢様と私は、お友だちとして、貴方様より前に、お嬢様と仲良くしていたんです」


メイド「優しくて、守ってあげなくちゃいけないくらいおちょこちょいで、やっぱり優しくて……」


メイド「――私の一番の人。この人になら殺されてもいい、それぐらい大切な人」


メイド「それなのに……」


メイド「どうして貴方様なんているんですか? どうして、私は貴方様じゃないんですか? どうして……」


メイド「お嬢様……私を選んでくださらなかったのですか……?」



メイド「……。……黙ってください。しゃべらないでください話しかけないでください!」


メイド「――私にそんなに優しくしないでください……」


メイド「嫌いです。嫌い嫌いきらいっ! 男だからって、許嫁だからって、お嬢様と結婚できる貴方様が嫌いです!」


メイド「――っ!!! 知ってますよ! 貴方様がお嬢様のことを大切にしていることくらい」


メイド「お嬢様が嬉しそうに話すんですもの。今日はあれを頂いたとか、手を握って連れていってくれたとか」


メイド「私だってできますよ! プレゼントも、手を握ることも!」


メイド「でも、私は知っています……貴方様からだからあんなに嬉しそうにお嬢様は語っていらしたのだと」


メイド「それに、このことも知っています」


メイド「――貴方様がどれだけお嬢様のことを愛しているのかということを」


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