260: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/08/25(土) 01:39:28.47 ID:ONekfHsdO
男「えっ?ちょっと急じゃ……」
会長「活動にならないだろう」
会長「私が指揮を執るのも今日までにして欲しい」
会長「部長、分かるだろう?」
会長は膝を着いて部長に語りかける。
部長「……」
見かねた会長は部長の肩に手を置くと、付け加えるように優しく囁いた。
会長「ほぼ1年前……初めて自由天文部のライブへ行った時、部長と会った時の事は今でも思い出します」
会長「むせ返るような暑さの校舎隅で当時の3年生と一緒にグラウンドを盛り上げていた。夏休みでしかも無許可。ふふっ……先生に呼ばれた時は驚いたな」
会長「当時、思い描いていた夢と大きくかけ離れた現実を叩きつけられてもがき苦しんでいた私にとって、自由気ままに歌いたいように歌う貴方は本当に眩しかった」
会長「子供の時から習い事で楽器を嗜んでいたが、あの時はとある事情で音楽に関わる物全てが嫌いになっていた」
男「……」
アイドル時代か。
会長「あの時の部長が居たからこそ、私は嫌いになってしまった音楽をもう少し頑張ろうと思ったんです」
会長は部長の前から踵を返して立ち上がると俺の手を引っ張って部室を後にしようとしたが、扉の前で立ち止まる。
男「ちょっと……!」
会長「明後日の放課後から夏休みだ、四限が終わったら各自でこの部室に集合すること」
と、一言を付け加えて部室を後にした。
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