252: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/08/03(金) 22:39:05.45 ID:go9hQ4YNO
あれから先輩は学校に顔を出す事が無かった。
単位がどうなのか、中退なのか退学なのか卒業出来たのか私には分からなかった。
ドラムとキーボードもあれから先輩がどうなったのかは知らない。
喉が無事だと良いな……それだけで私は満足だから。
ロリ「……」
ドラムとキーボードが卒業し、誰も居ない自由天文部で私は一人で表情を作っていた。
私には人を惹きつけるキャラクターが無い、それならばキャラクターを作ればいい。
ツッコミ所があり、だれからも愛される。
そんな存在になる為には別の自分を演じるしかなかった。
自由天文部の存続の為には――
ロリ「うん、この口調でばっちりだにょ?」
きっと私も先輩と同じ様に壊れていた。
このまま一人で卒業するのだろう、先輩の夢は叶えられないのだろう。
ガチャ
「えーっと、新入部員募集してる?」
信じられなかった。
ロリ「!」
初めてのライブで悪口を吐いた人間が新入部員になるのだ。
ロリ「……どうして?あの時、先輩に打ちのめされたのに?」
「……///」
「それでもさ、単純に楽しそうだったんだよ」
ロリ「え?」
「あのライブを見てさ、俺もあそこに立ちたいなって……女先輩のようになりたいって」
ロリ「……」
「おい!泣くなよ!」
ロリ「……」
ロリ「――歓迎するにょ!」
私は決めた。
自分を偽ってでも、犠牲にしてでも、余命を先輩が望んだ自由天文部存続の為に捧げると――
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