会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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223: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/06/30(土) 17:44:55.12 ID:fY5velzQO
◯年前、私は1人だった。

幼い頃から友達も居ないし、喋らない。長くは生きられないと告げられてからは以前よりも増して人と関わらなくなってしまった。

外見も人より優れ中でも勉強はずっと1番、体が弱いから積極的に取り組もうとはしないものの運動だってその気になれば簡単にこなすことが出来た。
そのせいか私の人生は退屈かつ簡単、どのようして死ぬか考えなかった日は無い。

ただ、音楽は少しだけ好き。
初めて両親に頼んで買ってもらったのはベースという楽器で、1番難しそうと言うのが購入の理由。

だが、すぐに上達してしまった。

死ぬまでには完璧になっているのかなと思うと少し寂しい、そもそも私は簡単に出来てしまう物なんて求めていなかった。

高校2年生になった時、また1歩死に近づいたと思うとどうしようもない不安が体の芯から外へぶわっと広がっていく。

ロリ「このバンド、ちよっと下手くそ」

私は毎日のように中庭の隅で座って音楽を聴いている。

ロリ「男子は沢山走るなぁ……」

無邪気に走れる人が1番羨ましい、この時の私は全力で走る事さえ出来なくなってしまっていた。

ロリ(1人で過ごす休み時間は特に楽しい)

「ねぇ、君は今何してるの?」

そして事件が起きた。

ロリ「え?」




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