会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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204: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/05/24(木) 01:48:56.87 ID:oNBvphcjo
作曲「違います……」

作曲「三学期中に廃部します……」

「……そっか」

静かにタバコを取り出し、火をつける。

「ごめんね、ちょっとだけ」

幽霊部員「お姉ちゃんも吸うから良いっすよ」

「お姉……ちゃん……そっか、一緒に……住んでる……の?」

自信の無い掠れた声で質問する。
ここに居る全員が彼女の声を聞き取るのに必死だった。

幽霊部員「そうっすよ!今はイギリスでホームステイしてるっす!」

「そっか」ニチヤァ

口角だけを上げた気持ちの悪い笑みを浮かべる、不自然かつ気味が悪い。  
誰から見ても彼女が人とまともに会話をしてこなかったの事が伺えたのだった。

部長「なぁなぁ……」ヒソヒソ

部長は幽霊部員の部屋に立て掛けられていた写真をこっそりと副部長と作詞に見せる。

副部長「んー?」

写真には過去の自由天文部が写っていた。

部長「これって昔の自由天文部だよな?」

作詞「そうだね。見た所によると写真の隅に立っているのがロリ先輩で、中央でピースをしているのが自由天文部を作った伝説の先輩だろう。幽霊部員の姉も写っている」

「私は女……です……」

幽霊部員「女……聞いたことないっすね」

女「サボってばかりだったから……」

二人の会話を横目にして話は盛り上がる。

副部長「うーん、女さんは顔が隠れてるから誰か分からないや」

部長「だよなー世代違いか?」

作詞「どうだろう?幽霊部員のお姉さんを知っていた素振りはあったからね、私からはこの写真に女先輩は居ないとしか言えないな」


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