会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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125: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2017/09/12(火) 09:20:26.13 ID:lLMIBJDBo
男「幼馴染、お前がツンデレだったなんて……」ボソッ

幼馴染は現在も絶大な人気を誇っているアイドルグループ、ダブルフェイスのセンター、ツンデレだったのだ。

これで幼馴染が自由天文部に顔を出す頻度が少ないのも頷ける。アイドル活動に精を出していたのだろう、作曲先輩が“仮面を出した”時から直感のような物が働いていたのは確かだが、直感が確信に変わったのは幼馴染が落としたネックレス。

男「期間限定ユニットの時は一緒に着けてたな」

合わせるとハートになる銀のネックレス。

俺が綺羅星ソニアだった頃、ツンデレにあげたプレゼントだ。

男「まだ大事にしてたのか……確かに特注の高額な物だけど」

片割れのネックレスどこにやったかな?捨ててない筈だけど、もし、万が一正体が明らかになりネックレス無くしましたじゃあ許されないだろうな、只でさえツンデレは綺羅星ソニアを狂気的に愛しているのだ、正体が幼馴染の男君でしたとなれば去勢されかねない。

青嵐が逆風となって吹き抜けるとドレスの裾が激しく靡く、遠くない未来に何かが起きるかを暗示しているかのように、夏を告げる爽快な風は新たな問題も知らせていた。

男「……」ギュッ

仮面で顔を半分隠しているとは言え、幼い時からずっと一緒にいた幼馴染に気が付かないなんてな、会長と言い化粧で変わりすぎだろ……俺も人の事は言えないが。
声と仕草が丸っきり違うのは幼馴染の演技力か、性格だけは瓜二つ。

俺は先程拾ったツンデレのネックレスを強く、恨めしく握った。
どうせなら落とさないでいてくれれば方が良かった、何も知らなかった方が……

不良「やっぱりどっか悪いんじゃ……ぼーっとしてると困るぜ男ぉっ」オロオロ

会長「考え事だろう、もし倒れたらやめよう」

不良「倒れたらおせーだろ!」

作曲「……」オロオロ




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