ハルヒ「みて、キョン!ここ家賃が1万円だって!!」キョン「……!」
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77:名無しNIPPER[saga]
2017/03/20(月) 19:16:48.21 ID:j6SakgTso
古泉「思い違いをしていたのかもしれません」

キョン「なんだと?」

古泉「この現象は涼宮さんによる願望実現能力で生み出されたものではなく、三年以上前からこの部屋で起こっていることだとすれば……」

キョン「長門や朝比奈さんのようにハルヒにから生まれたわけじゃなくて、ずっとここにいたってことだろ。さっき聞いた」

キョン「だが、ハルヒが否定したならそいつらは消えちまうんじゃないのかよ。ハトだって一時だけ真っ白になったが、後で元に戻ったぞ。シャミセンだって同じだ」

古泉「否定されて消えてしまうのなら、長門さんも朝比奈さんも僕も、ごく一般的な学生生活を送っています」

キョン(そう言われて、思い出した。俺は一度だけ、ハルヒに全てを語ったことがある。長門が宇宙人で、朝比奈さんが未来人で、古泉が超能力者だと)

キョン(あのとき、ハルヒは全く信じることはなかったな)

古泉「願ってはいても理性はそれを肯定することはありません。涼宮さんは一般的な思考の持ち主です」

キョン「待て、てことは」

古泉「はい。心霊なる現象についても同じことが言えます。涼宮さんは心の底から幽霊の存在は認めようとしていません。それは今までの言動からも分かります」

キョン(心霊写真もテレビとかで聞いた科学的な解釈を妄信しているみたいだったしな)

古泉「しかしながら、涼宮さんはどこかの片隅で信じているのです。この世に心霊は存在すると」

キョン「だから、現象自体が生き残って、こうなってるのか」

古泉「やはり、心霊現象だけ願わないということはなかったわけですね。困った物です」


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