俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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872:1[sage]
2021/03/02(火) 22:13:05.94 ID:bTnNDXLb0

材木座「ゴラム、ゴラム!何をか言わんやある。八幡の行く処、常に我あり。お主のためとあらば例え火の中、水の中。何処へなりとも馳せ参じようというものぞ!」

相変わらず無駄に良い声が車内処狭しと響き渡る。

八幡「 ……… お、おう、そ、そうか。なんか知らんがとりあえず狭いところだけは勘弁な」 暑苦しいし鬱陶しいから。


平塚「信号待ちの所でばったり出食わしてしまってな」

知らぬ仲というわけでなし、うっかり声を掛けてしまったのが運の尽きということらしい。

平塚「それに、ここに来るまでの間に聞いた限りでは、どうやら彼も最近キミの様子がおかしいことに気がついていたらしいぞ」

八幡「あん?」 言われて思わず材木座の顔を見る。

一見していつものように何も考えていないような呆けた面にしか見えなかったが、よくよく見てもやはり何も考えてないとしか思えない安定の間抜け面である。

でもそういやこいつ、普段は何かにつけウザいほど俺に絡んできやがるくせに、最近はとんと俺の前に姿を見せなかったな。

確かに、他人が悩んでいるのを見て親切ごかしに手を差し伸べるだけではなく、敢えて距離を置くのもまた、ぼっち流の優しさというヤツなのかも知れない。
もしかしたら、こいつはこいつなりに俺に対して気を遣っていたのだろうか。

平塚「実はこう見えて案外、友人想いの良い男なのかも知れんな」

そんな俺の考えを読んだかのように平塚先生がさりげなく言い添える。っていうか、あんたぼっちの心理に詳し過ぎだろ。

そのらしからぬ心遣いには確かに多少感じ入るものがないではなかったが、今更こいつのことを認めるのも何か癪に障るので、ついいつもの調子で憎まれ口を叩いてしまう。 

八幡「いえ、間違ってもコイツとだけは友人でもなんでもありませんから」

なんなら赤の他人どころか青の祓魔師でも黒の契約者ですらない。それによく考えてみたら四六時中、素で様子がおかしいのはむしろコイツの方だし。




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