俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2020/04/21(火) 20:04:24.83 ID:kSaMdh750
結衣「ところで、いろはちゃん、ヒッキーに何の用事だったの?」
由比ヶ浜が午後茶に口をつけながら、思い出したように俺に尋ね、
雪乃「もしかして、何か頼まれごとかしら? また生徒会絡み?」
暖をとるように両手で缶を持つ雪ノ下がその話に加わる。
動いている最中はさほど気にはならないが、換気のために開け放たれた窓からは、時折カーテンを揺らして冷たい風が舞い込んでくる。
八幡「ん。あー、ほら、また、なに? その、いつものアレっつーか ……… 」
あまり深く突っ込まれても困るので、曖昧な言葉で誤魔化す。
ひとつ嘘を吐くと、その嘘を糊塗するために別の嘘を吐くことになり、更にその嘘を隠すためにまた新たな嘘を吐く。
こうしてどんどん雪だるま式に嘘が増えていき、最後はにっちもさっちもいかなくなるので、嘘を吐く時はいつでも言い逃れができるように適当に暈(ぼか)しておくに越したことはない。
だが、ふたりは俺の言葉に疑問を挟むことなくそのまま納得してくれたようだった。
雪乃「あなたに頼るなんて ……… あの子、よっぽど友達がいないのね」
雪ノ下が心底気の毒そうに言いながら、小さく首を振って見せる。
八幡「 ……… だからそうやって話の腰を折るついでにさりげなく心まで折りにくるのマジでやめてもらえませんかね?」
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